No.x-1  1999年12月

【取扱い雑誌が増えました】

  今年の秋から、従来の雑誌の他に、別記の『倭城の研究』をはじめ、いくつかの雑誌の販売を始めます。小社は、この販売によって1冊数百円の販売手数料は得られるものの、利益はほとんどでてきません(そのかわり損もしない)。こんなことをなぜやるか。
 岩田書院にとってのメリットは、学術雑誌をいくつも持っている、ということで、専門書出版社の評価が高まる、と思います。現実的には、恒常的に雑誌編集担当の先生と連絡をとることができます(ことに会の世代交代に、こちらもついていけます)。 会が編集する本をだす場合は、たぶん最初に岩田書院に話があるでしょう。
 会にとっては、1冊1冊の雑誌の注文に対応しなくてもよくなります。売上げも少し上がります。岩田書院が雑誌を宣伝することによって、会の活動を対外的に告知できます。読者にとっては、必要な号が手にいれやすくなります(会員の増加をはばんでいるという面もありますが…)。こうして、みんなに少しずついいことがあるのです。