No.133 1999年2月
【実売部数の報告】
 岩田書院では著者に対して、毎年1月に、前年の実売部数を報告しています。著者にとっては、自分の本がどのくらい売れているか ということは非常に気になることです。また、それとは別に、自分の本が売れなくて、岩田書院に迷惑をかけているのではないか、と心配してくださいます。この気持ちがよく判るだけに、実売部数の報告は、しておかなければならない と思うのです。決して、「売れなかったから責任とってくれ」と言うつもりはないのですが…(そう言っているように聞こえるかも知れませんが)。
 当初は刊行点数も少なかったので、全点の実売部数を著者全員に送っていたのですがこれだと誰の本が売れていて、誰のが売れなかったかが、一目瞭然なので、数年前からやめました。そして今年からは 刊行後2年以内の新刊に限り報告するようにしました。これは 刊行点数が多くなって、全員に報告するのがたいへんになってきたためですが、毎年報告していると、「まだ こんなに在庫が残っているぞ」と言っているように聞こえてしまうので、これもやめました。

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