No.132 1999年2月
【『地方史情報』の効果】
 小社では『地方史情報』誌上で、全国各地で発行されている地方史研究雑誌の目次を紹介していますが、ここでいう「効果」とは、紹介した雑誌に対して どの程度反響(問い合わせ)があるか、ということです。
 この「新刊ニュース」を毎号お送りしているかたには、『地方史情報』も 毎号お送りしています。その数 4600人。これに書店の店頭配布分が850部。合わせて約5500部発送していることになります(ちなみにこの発送部数に対して、98年の有料購読者数は1274人。初年度97年と ほぼ同じです)。これだけの部数を出していると、それなりの反応はあるようです。しかしその一方で、読者からの問い合わせに対応できず、かえって迷惑に感じるところもあることは事実です。先日、読者から次のようなハガキがきました。
 「地方史情報の資料に、○○○○(雑誌名)があまり送られていないようなので(事務局に)わけを聞いてみますと、題名をみてそれに関心をもつ人からの照会、その号だけの購読申込みが多数ある、ところがそれをさばく事務局に専従者は一人もいないので、対応ができないから、いっそ出さないほうがいい、とのこと。」
 この理由は、私にもよく判ります。『地方史情報』を発送すると、小社にも 必ず数人から、『地方史情報』に掲載した雑誌の注文がきます。「小社では、掲載した雑誌を紹介しただけで 販売はしていませんので、直接その発行元に問い合わせてください」、という返事をいちいち出さなければなりません。これが結構面倒です。
 こういう事情がわかっているのですが、やはり、できるだけ紹介していきたい…。

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