No.124 1998年8月
【税務署がやってきた】
 8月4日・5日の2日間、税務署の調査員がやってきた。税務調査である。岩田書院も創立5年、「5年たったら来るよ」、と聞いていたので、「来たか」という感じである。税務処理上で、いくつか気になる点があったので、税理士の先生と打ち合わせをして、同業出版社に「おたくの場合はどう処理してる?」と、電話でいろいろ教えてもらったりして、事前に準備をしておいたが、あまり気持ちのいいものではない。
 2日間、朝の10時から夕方の4時まで、伝票をいろいろ調べていたが、悪いことはしていないので、何もでてこない。ただ、支払経費の領収書綴りを調べているうちに、近くのコンビニで夜食用の弁当を買ったときのレシートとか、酒屋の領収書とかが頻繁にでてきたもんで、「これは何ですか?」という話しになった。
 従業員が残業した時の夜食代は会社の経費で落とせるので、それと同じで、ついでにビールの代金も経費にしておいたのだが、これがダメだという。従業員の夜食代はいいけれど、社長の夜食代はダメなんだそうだ。そのくらいいいじゃないの、こっちは夜中まで仕事してんだよ、ビールでも飲まなきゃ、やってられないよ、と言ってみても始まらない。まあ、こんな程度で調査が無事終了すれば、仕方がないか、と思ってはみたのだが、なんか非常にさびしい気分になってしまった夏の日でした。

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