No.61 1996年9月
【驚異(?)の新刊刊行ペース】
 今年の9月以降の刊行予定をたててみた。現時点で原稿が手元にあるものと、既に校正が出ているものを合わせると、23点。それに雑誌が3点で、計26点となる。毎月4点ずつ出しても半年以上かかる。月4点だと週刊「岩田書院」である。
 これを1人で出そうっていうんだから、もし出せたら、この業界でもちょっとした話題になるくらいのものなのです。でも、きっと、できないでしょうネ。それでも、昨年は8月以降5か月で15点出せたから、今年も月間3点は出せるかもしれない。
 新刊点数が多くなれば、当然売上げもあがり、それにつれて本の発送・納品も多くなる。また、秋は学会シーズンで、毎週どこかの学会に本を売りに行くことになる。そんなことをしていると、いったいいつ本を作ればいいのだろうか。
 これだけ新刊をつくると、製作費もかなりの額になる。正直いって昨年の秋は、支払いできるかどうか心配だった。でも、なんとか資金が回転してくれたので、今年もなんとかなるだろうと思っている(金は後からついてくる?)。
 原稿もある、資金もなんとかなる、となると、本が予定どおり出せるかどうかは、ひとえに、私の体力と気力にかかっているようです。岩田博、もうすぐ47歳です。

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