No.58 1996年8月
【DMの宣伝効果】
 裏だよりNo50で書いたように、図書目録を作りました。あわせて、裏だよりも50号までをまとめましたので、まだお持ちでないかたは御請求ください(無料です)。
 それぞれ5000部作って製作費が60万円。そのうち2000部をDMで出した。同時に、日本民俗学会の会員2000に新刊ニュースをDMして、その経費が70万円。計130万円の宣伝費をかけたことになる(どうも、すぐお金のことになってしまう)。
 新聞や雑誌に広告するのと違って、DMの場合は直接その反応が確かめられる。今回のDMで注文ハガキが返ってきた数は約90通。注文率は2.25%。ただし、そのうち約70通が岩田書院の顧客名簿2000によるもので、注文率は3.5%に達する(一般的にいって、発送数を多くすれば、それだけ注文率は悪くなる)。「達する」と書いたのは、普通のDMの注文率は、こんなに高くはないからである。では何%が普通なのかといわれると、各社ともデータを公表していないのでわからないのだが。
 注文ハガキで注文をくれなくても、書店さんに注文をしてくれたり、図書館に購入希望をだしてくれたり、というようなものまで数えると、もっと率は高くなる。

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