No.7 1993年10月
【図書目録について】
 図書目録は出版社の顔だといいます。でも、その顔をつくるには、それだけの実績を積まなければなりません。ある程度、出版点数がたまらないと図書目録はできないのです。
 ところが、岩田書院は創立数か月にして、それをつくってしまいました。その秘密は、いとも簡単です。この新刊ニュースを綴じて、「岩田書院図書目録」とコピーした表紙をつければそれで出来上がり。こうすれば、常に最新の図書目録ができるわけです。それにお金もかからない(手間はかかるが)。
 それに「新刊ニュース」だと、すぐ捨てられてしまう。でも、これならとっておいてもらえそうです。
 それに、自分の会社の宣伝には、チラシを何枚か持っていくよりは、この手製の図書目録を持っていったほうが、よっぽどいい。
 それに、図書目録を大量につくってダイレクトメールをするわけでもないので、必要に応じてつくればいいのですから。
 これ、われながら、なかなかいいアイデアだと思っているのです。
 因みに、表紙には「新刊ニュース合冊版」と記してあります。
     
  この手作りの図書目録、3年間は機能しましたが、出版点数が50点を超えてくると手間ひまがかかりすぎるので、50号を機に「図書目録」を作りました。

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