宇喜多秀家と明石掃部 大西 泰正 著 (石川県金沢城調査研究所所員/1982年生まれ) 2015年5月刊 A5判・140頁・並製本・カバー装 ISBN978-4-87294-890-5 C3021 1850円 (税別) |
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本書は、備前国岡山の大名宇喜多秀家(1572-1655)と、その家臣明石掃部(かもん)(生没年未詳)を中軸に、大名宇喜多氏とその周辺の諸問題を検討する。 T「宇喜多秀家とその周辺」では、著者の『豊臣期の宇喜多氏の宇喜多秀家』(2010年)、『「大老」宇喜多秀家とその家臣団』(2012年、いずれも岩田書院)における議論の総括としての新稿「豊臣期宇喜多氏権力論」や、関ヶ原合戦後の秀家を追跡した「宇喜多秀家の処分をめぐって」、宇喜多氏領国の石高を再考する「宇喜多氏の石高をめぐって」など、独自の視角着想をもって豊臣期の宇喜多氏と秀家の人物を論じる。 U「明石掃部の研究」は、著者による同名同書(2012年、私家版)の論考を再録。キリシタン武将・明石掃部の人物と履歴を、断片的史料の博捜によって能う限り掘り下げて論じている。 |
【主要目次】 |
T 宇喜多秀家とその周辺 U 明石掃部の研究 |