「大老」宇喜多秀家とその家臣団 続 豊臣期の宇喜多氏と宇喜多秀家 大西 泰正 著 (京都教育大学大学院修了/1982年生まれ) 2012年4月刊 A5判・162頁・並製本・カバー装 ISBN978-4-87294-731-1 C3021 2200円 (税別) |
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前著『豊臣期の宇喜多氏と宇喜多秀家』(岩田書院 2010年)に続き、宇喜多氏と岡山県地域の戦国・豊臣期を扱った論考4編に、補論3本、コラム2本をもって構成した。 豊臣期の備前岡山の大名 宇喜多秀家(1572-1655)を中軸に、その周辺の人々(豪姫や有力家臣たち)に焦点を絞り、豊臣期の宇喜多氏、ひいては当該時期の政治権力を考える上では欠くべからざる基礎研究となすべく、前著と同じく議論を積み上げた。 |
【主要目次】 |
序 章 |
第1章 「大老」宇喜多秀家 |
秀次事件と豊臣政権の動揺/ 秀家の動向概略/ 秀家の政権内秩序と立場と/ 秀家と徳川家康・前田利家・毛利輝元/ 秀吉の評価と期待と/ 大老秀家の実相 〔コラム1〕宇喜多氏と初花肩衝 〔コラム2〕秀家、それから備前中納言 |
第2章 豪姫のことども |
婚礼以前/ 婚礼の時期/ 所在と呼称と/ 多病説・秀家との関係 補論1 洛陽浮田町の松 |
第3章 富川達安をめぐって |
先行研究を踏まえて/ 秀家との関係を中心に/ 宇喜多氏家中の構造から 補論2 本多政重の仕官 |
第4章 花房秀成の基礎的考察 |
来歴一端/ 立場と役割と 補論3 宇喜多騒動をめぐって |
終 章 |
余 録 あとがきに代えて |