中国地方 民間神楽祭祀の研究

三村 泰臣 著
(広島工業大学教授/1947年生まれ)

2010年10月刊
A5判・360頁・上製本・函入
ISBN978-4-87294-646-8 C3039
8400円 (税別)
日本全国で行なわれている民間神楽祭祀のなかで、中国地方の民間神楽は、その内容・形態・歴史的展開が豊富で興味尽きない神楽である。
この中国地方の民間神楽のうち、祭祀的・芸能的要素の強い神楽を中心に調査・検討を加え、そこに、悪神・悪霊と関わる「悪神=鎮送」の神楽の伝統があることを明らかにする。
このように、中国地方の神楽では、悪神を鎮送するために、激しいテンポの奏楽で悪鬼や大蛇などを退治する舞が展開されてきた。
天蓋や白い布や藁蛇を使う「神がかる神楽」を色濃く残しているこの地の神楽は、単に古い歴史をもつだけでなく、「生と死の思想を秘めた神楽」と言えよう。
中国地方の神楽は、神楽の根源に触れる、日本神楽の原点と位置づけることができる。
【主要目次】
序 章 民間神楽祭祀の研究史
第1部 中国地方の民間神楽祭祀
第1章 中国地方の民間神楽祭祀
第2章 安芸十二神祇と「将軍舞」
第3章 山代神楽と「山之神」
第4章 芸予諸島の神楽と「三宝荒神御縄」
第2部 中国地方の荒神神楽祭祀
第5章 備後地方の荒神神楽祭祀
第6章 周防地方の荒神神楽祭祀
第7章 荒神神楽祭祀の祭場構造
第8章 荒神神楽祭祀の祭式構造
第9章 荒神神楽祭祀における神がかり

第10章

備後の浄土神楽
終 章 生と死の思想を秘めた中国地方の民間神楽祭祀

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