松浦さよ姫伝説の基礎的研究
【近・現代編】


近藤 直也 著
(九州工業大学教授/1954年生まれ)

2010年9月刊 
ISBN978-4-87294-644-4 C3039
A5判・308頁・上製本・カバー装

2800円(税別)
前著【古代・中世・近世編】に引き続き、明治以降、現在までに刊行された「さよ姫」関連文献53編を発表年順にかかげ、その問題点を検証する。
これにより、古代から現在までの「さよ姫像」の変化が判り、今後の研究の方向性が見えてくる。
本書は、いわば「松浦さよ姫伝説」を研究するための基礎作業である。
本書では、昔話集・自治体史・辞典、研究論文・著書などの関連文献のほか、著者みずからの現地採訪によって得た知見も加え、より総合的に検討を加えた。
【主要目次】
  
第1章 明治から戦前までの諸文献に記された さよ姫像
 肥前旧事/佐代姫神社縁起略/大日本地名辞書/肥前国誌/吉岡郷甫/東松浦郡史/松浦佐用姫記念碑/中山太郎/島津久基/土橋寛/小城郡誌/井上通泰/江良艦城/西村真次
第2章 戦後から1970年代までの諸文献に記された さよ姫像
 前田銑之助/藤沢衛彦/松村武雄/呼子丈太郎/鎮西町史/唐津市史/伊万里市史/吉井巌/厳木町史/満島章子/長野一雄/七山村史/築城町の史跡と伝説/喜多路/佐賀の伝説/長者原の佐用姫
第3章 1980年代から現在までの諸文献に記された さよ姫像
 佐賀県の地名/広瀬の民俗/厳木の民話/角川地名大辞典/佐賀県の民謡/狂言松浦/ 宮地武彦/富岡行昌/浜玉町史/山本節/阿部真司/吉田修作/佐佐木隆/小林渚/吉田修作/岸川龍/新版鎮西町史/伊万里の昔ばなし/多久市史民俗編/伊万里市史/東茂美/厳木町史/鏡神社社務所
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