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神と旅する太夫さん 国指定重要無形民俗文化財「伊勢大神楽」 北川 央(大阪城天守閣研究副主幹/1961年生まれ) 著 北川央・出水伯明(民俗カメラマン・日本写真家協会会員/1960年生まれ) 写真 2008年12月刊 A5変形(210×172mm)・104頁・オールカラー・並製 ISBN978-4-87294-543-0 C0073 1500円(税別) |
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「伊勢大神楽」は、獅子舞と放下芸(曲芸)とで構成される神事芸能で、昭和56年に、国の重要無形民俗文化財の指定を受けている。 演目は「鈴の舞」「四方の舞」から「剣三番叟」「魁曲」までの16曲で、これらを演ずることを総舞(総舞わし)と呼び、これが狭義の伊勢大神楽であるが、広義には、これらを演ずる太夫たちをもそう呼ぶ。 太夫たちは、伊勢国桑名郡太夫村(三重県桑名市)と東阿倉川村(四日市市)の二か所を拠点に、檀那場となっている地域を訪れ、各戸で竈祓い・悪魔祓いの獅子を舞い、かつては伊勢神宮の、現在では伊勢大神楽講社の神札を頒つのであるが、そうした彼らの活動全般をも、やはり伊勢大神楽と呼んでいる。 本書は、神と一体となって旅に生きる太夫さんの姿を、永年にわたる密着取材による魅力的な写真と、学術的な裏付けのある判りやすい文章とで、再現する。 |
【主要目次】 |
第1章 伊勢大神楽という芸能 |
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