博物館の仕事


8人の学芸員 著

2007年12月刊
A5判・158頁・並製本
ISBN978-4-87294-494-5 C1021 \1600E
1600 (税別)

2010年4月*3刷出来

『学芸員の仕事』(神奈川県博物館協会編、岩田書院刊、2005年)の企画・編集したワーキンググループの者たちが中心になって執筆。前著同様、博物館学の教科書に書かれているような、あるべき姿ではなく、現場にいる学芸員が何を考え、どのように日々の仕事を進めているのか、その実際を記すことに努めた。
前著では、50人の学芸員が、その仕事のおもしろさを紹介したが、本書では「8人の学芸員」が、その仕事の実際をより詳しく記し、併せて現場からの問題点も提起する。
Tでは、調査や資料整理の方法、特別展の企画・実施についての事例を、
Uでは、地域の利用者とともに活動を実践している様子を、
Vでは、博物館の役割は、指定管理者制度の導入など、博物館が抱えている課題が、
ありのままに書かれている。
【主要目次】 

 T 学芸員の仕事
江の島に見る身近な自然
−江の島の海岸の生き物事情− 
(新江ノ島水族館)
植田 育男
博物館資料としての考古資料   (元 大磯町郷土資料館)
國見  徹
特別展「今に伝えるつむぎの魅力」を開催して   (シルク博物館)
石鍋由美子
 U 地域とのかかわり
地域博物館における市民による調査の実際  
−民俗講座「道祖神を調べる会」の活動から−
(相模原市立博物館)
加藤 隆志
特別展「里に降りた星たち」と「星まつりを調べる会」   (平塚市博物館)
澤村 泰彦
地域博物館とは何だろう   
−博物館における展示の視点から−
(川崎市市民ミュージアム)
望月 一樹
 V 現代社会と博物館
天守閣という名の資料館    (小田原城)
湯浅  浩
指定管理者制度の導入と横浜開港資料館   (横浜開港資料館
)西川 武臣


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