遠山金四郎家日記
岩田書院 史料叢刊@

岡崎 寛徳 編
(大倉精神文化研究所客員研究員/1969年生まれ)

2007年2月刊
A5判・282頁・口絵4頁・上製本・函入
ISBN978-4-87294-456-3
6900円 (税別)
大倉精神文化研究所所蔵「金沢甚衛氏旧蔵史料」のうち、旗本遠山金四郎家の家臣が記した日記で、残存するものは、嘉永元年(1848)、安政2年(1855)、同3年と、慶応元年(1865)の4年分の6冊である。今回、初めて全文翻刻。
遠山金四郎(左衛門尉景元)は、時代劇“遠山の金さん”の主人公として周知の人物である。この日記は、その六代目景元から九代目景之まで、四人の 「金四郎」家の用人が書き留めたもので、家臣の目からみた遠山家の行動・病状や、家臣や領民の動向、幕府役職に関わる記述が描かれ、そこからは、江戸(江 戸城や郊外を含む)社会の諸相をみることができる。
巻頭に、編者の解説「遠山金四郎家と用人・近習の日記」を収録し、巻末には参考資料として、「遠山家過去帳」記載人名一覧を付す。
日記に記載される人物については、人名比定をおこない、巻末に人名・寺社名索引を付す。
【収録内容】 
遠山金四郎家と用人・近習の日記(岡崎寛徳)
「日記」
 嘉永元年(1848)
   六代 景元(56歳)の町奉行時代の日記
 安政2年(1855)
   七代 景纂(43歳)の目付時代の日記
 安政3年(1856)
   八代 景影(13歳)の小性番時代の日記
 慶応元年(1865)
   九代 景之(25歳)の小性番時代の日記
付「遠山家過去帳」記載人名一覧
索引(人名・寺社名)

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