中世東国の社会と文化
中世東国論7

佐藤 博信 編
(千葉大学名誉教授/1946年生まれ)


2016年12月刊
A5判・340頁・上製本・カバー装
ISBN978-4-86602-981-8 C3321
7400円 (税別)
評者:大貫茂紀(『地方史研究』397  pp145-146  2019.02)
編者の千葉大学退職を機に刊行した『中世房総と東国社会』『関東足利氏と東国社会』(2012年)に続き、本書は、編者の古稀を機に、千葉歴史学会中世部会のメンバーを中心に編集。
全2冊からなり、本巻には論考13編、上巻:中世東国論6「政治と経済」には13編を収録。
【主要目次】 
源範頼をめぐる諸問題 盛本 昌広
千葉県銚子市・常燈寺薬師如来坐像の像内銘に関する考察 植野 英夫
「一腹兄弟」論
 −南北朝内乱と東国武士の一族結合−
植田 真平
藤原保昌伝承と千葉氏
 −『千学集抜粋』の酒呑童子説話をめぐって−
外山 信司
室町期鶴岡八幡宮寺寺僧組織の基礎的考察
 −若宮別当と二十五坊供僧を中心に−
小池 勝也
室町期南武蔵における寺社の転換
 −長弁『私案抄』読書ノート−
湯浅 治久
京都足利氏と水無瀬神宮
 −転換点としての永享の乱−
谷口 雄太
武士乗輿論ノート
 −十四・十五世紀の関東における事例を中心に−
久保 賢司
関東公方発給文書の書札礼についての再検討
 −書留文言の書体の検討を中心に−
田中 宏志
戦国期の上総国佐貫に関する基礎的考察
 −加藤氏・佐貫城の検討を中心に−
滝川 恒昭
安房里見氏と常陸鹿島神宮 石渡 洋平
香取神宮の神宮寺及び供僧についての基礎的考察 鈴木 哲雄
戦国期日蓮僧日恩の歴史的性格
 −安房妙本寺日我「学法弟子」の実像−
佐藤 博信

ご注文へTOPEへ