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近代を駆けた佐賀の医人たち 【発売:岩田書院】 多久島澄子(1949-2026)著/ 青木歳幸(佐賀大学特命教授)編 2026年8月刊 A4判・396頁・並製本 ISBN978-4-86602-843-9 C3021 2500円 (税別) |
| 「本書はX部構成である。 第T部「峯源次郎とその周辺」では、佐賀での好生館の教師である大石良英、渋谷良次、大庭雪斎らとの交流や、東京に出てきた源次郎の明治初年の交友、なかでも「医制」を立案した第一大学区医学校学長の相良知安や永松東海らとの交友を書き留めている。 第U部「松浦郡の医師とその周辺」では、松浦郡伊万里郷大庄屋前田家や同郡山代郷大山留永尾家文書などにみる医師達の活動を紹介している。安永三年(一七七四)に同地で疫病が流行したとき、佐賀本藩から施薬方医師を派遣して治療にあたらせたことが紹介されている。施薬方はは幕末になると、官許の売薬の成分鑑定も行い許可を出していた。 第V部「相良知安とその周辺」では、相良翁懐旧譚から江藤新平や大隈重信の遭難と治療、森林太郎と後妻荒木しげへの遺言書などの記事を載せている。 第W部「近代史と佐賀の医師たち」では、池田謙斎、大木喬任の治療、小城藩出身洋学者松田正久などの記事が載る。 第X部「大庭雪斎とその一族」では、幕末期に佐賀藩の蘭学寮や好生館教師として名高い蘭方医大庭雪斎とその子景龍、孫の士郎、雪斎弟の大庭良伯とその子大庭哲一など大庭一族の活動を紹介する。 多久島氏の紹介する佐賀の医人たちの多様な活動は、佐賀藩出身の相良知安や永松東海、同じく江藤新平、大木喬任、大隈重信らが明治政府の中枢で制度作りを担った結果、日本近代を駆ける医人たちの紹介ともなっている。多くの方の目にとまってさらにその知の輪が広がることを期待し、まえがきとする。」(青木「まえがき」より) 急逝した著者の『佐賀医学史会報』100-212(2017-2026)の連載稿を、編者によって集成。 |
| 【主要目次】 |
第1部 峯源次郎とその周辺 |
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