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幕末維新の洋医/大隈重信の秘書 峯 源次郎 日暦 安政2年〜明治24年 多久島 澄子 編 (元 佐賀県職員/1949年生まれ) 2023年3月刊 A4判・344頁・並製本 ISBN978-4-86602-827-9 C3021 3000円 (税別) |
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弘化元年、佐賀有田郷に生まれた峯 源次郎(1844-1931)の日記『日暦』を翻刻し、詳細な人名索引・解説を付す。 「『日暦』には、幕末期に学んだ佐賀藩医学校好生館での解剖や種痘のことなどのほか、長崎精得館での医学治療の様子が描かれている。 明治2年に源次郎は、東京の佐賀藩出身医師相良知安のもとに寄宿して、大学東校に通学した。大学東校での解剖や交友医師らが『日暦』に記されている。 東京に戻った峯源次郎は、大隈重信邸に家庭医として出入りし、その後、大蔵省で翻訳業務にあたっている。明治11年の竹橋事件で緊張する大隈邸の様子なども『日暦』は臨場感をもって伝えている。 編者多久島澄子氏は、有田町出身で、佐賀県立九州陶磁文化館に勤務し、有田・伊万里地域の研究を続け、私がつとめた科研費の報告書『西南諸藩医学教育の研究』(2015)において、初めて峯源次郎『日暦』を翻刻し、世に出した。」(青木「刊行にあたって」より) 本書は、前記報告書所収の『日暦』に、1000名を超える人名索引とその略歴を付し、併せて関連資料も収録して刊行するものである。 |
【主要目次】 |
峯源次郎日暦の刊行にあたって 青木 歳幸 |
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