参詣曼荼羅と富士山信仰の歴史学

大高(おおたか) 康正(やすまさ) 著
(静岡県富士山世界遺産センター教授/1973年生まれ)

2026年11月刊
A5判・396頁・上製本・カバー装
ISBN978-4-86602-206-2 C3021
8200円 (税別)
「本書は既刊行の著書二冊(『参詣曼荼羅の研究』2012年、『富士山信仰と修験道』2013年。いずれも岩田書院)で検討した参詣曼荼羅と富士山信仰という二つのテーマについて継続して研究を続けた論文を掲載するものではあるが、参詣曼荼羅についても富士山を対象とした作品を中心に取り上げたため、二つのテーマには接点が見出せる。その接点を果たす上で大きな位置を占めた作品が、本書第�T部などで取り上げた富士参詣曼荼羅松栄寺本である。2014年に情報をいただいて現地調査を行った同作品の存在は、二つのテーマをつなぐ上で大きな発見となった。」(序論より)
【主要目次】
序 論 参詣曼荼羅研究と富士山信仰史の接点
 �T 参詣曼荼羅の研究
第一章 いったい何が「参詣曼荼羅」なのか
―学術用語の概念規定への試み―
第二章 「参詣曼荼羅」の呼称に関する一考察
第三章 富士山の参詣曼荼羅を絵解く
第四章 富士参詣曼荼羅にみる富士登拝と参詣路
―新出の常滑市松栄寺本を対象に―
第五章 参詣曼荼羅にみる聖地「平泉」の永続性
―静岡市立芹沢鮭介美術館所蔵「中尊寺参詣曼荼羅」を対象に―
 �U 富士山信仰と修験道
第一章 中世後期から近世初期における東海・近畿地方への富士山の信仰圏形成
―先達職の補任と旦那場形成から―
第二章 新たな「富士講」像の構築に向けて
―伊勢・志摩地域の富士講を事例に―
第三章 古絵図にみる中世後期から近世初期の村山集落の形成
第四章 富士山の「合目」標記に関する一考察
資料編 東海・近畿地方における富士山信仰関係資料
 �V 顕密寺院と地域社会
第一章 古代・中世の久能寺
第二章 中世・近世の建穂寺と稚児舞

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