梁塵秘抄の恋愛と庶民相


渡邊 昭五 著
(元 大妻女子大学教授/1930年生まれ)

2005年7月刊
四六判・208頁・並製本・カバー装

ISBN4-87294-384-8

2800円

 
【主要目次】
第1章 平安末期の恋愛と結婚と売春
 女性貶価の日本史/女性の名と時代即応性/
 後妻打ちの習俗/厳粧狩場の小屋ならひ/呼ばひ婚の変遷/三日夜の餅と露顕/
 切るとも刻むとも離れられない男女/再び聟の冠者の君/君が愛せし綾藺笠/
 百日百夜の独り寝の妻/我が恋は一昨日見えず/娑婆にゆゆしき憎きもの

第2章 覗いた平安庶民の生活相
 心の澄むもの/滝は多かれど嬉しやとぞ思ふ/
 もの尽しの文芸/心凄きもの/もの尽しその他/覗いた庶民の生活相/
 軽蔑された縮れ髪/海老すき舎人の舞/顕つ月ごとに若きかな/
 たつものは海に立つ波/一夜宿世の徒名/後生我が身を如何にせん/
 よろずを有漏と知りぬれば/仏の御手に掛くる糸/遊びをせんとや生まれけむ

『梁塵秘抄』四部作:完結
@中世浄土教の胚胎
A梁塵秘抄にみる中世の黎明
B梁塵秘抄の熊野信仰

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