御影史学研究会民俗学叢書O
民俗宗教の生成と変容

御影史学研究会(代表:田中久夫)
創立35周年記念論集

2004年9月刊 
ISBN4-87294-332-5
A5判・418頁・上製本・函入

11000円
25周年記念論集『民俗の歴史的世界』(1994 小社刊)から10年。全4編17論文を収録。
【主要目次】
はじめに−民俗宗教の世界−─────酒向 伸行
第1編 生成と変容
造仏伝承の源流−吉野寺縁起を中心にして−─────西尾 正仁
疫鬼と槌−鬼の図像化をめぐって−─────酒向 伸行
尊恵将来経伝承の展開−縁起の変容と伝播を中心に−─────久下 正史
妙見菩薩の像容について─────植野加代子
−平安時代後期から室町時代の図像を中心に−
第2編 海の道と山の道
紀州沿岸の神功皇后伝説・補陀落渡海と潮流─────井阪 康二
行勝・天野社と平清盛─────俵谷 和子
下関の伊崎のカネリ(頭上運搬行商者)と厳島信仰─────宮原 彩
鬼追いの由来−書写山円教寺の鬼追会式を支えたひと−─────小山 喜美子
白山から近江への道−湖北の白山信仰とその背景−─────平野 淳
第3編 生活と俗信
中世の「湯」と担い手−光明皇后湯施行伝説をてがかりに−─────藤江 久志
生活文化の舞台としての公衆浴場の現状─────白石 太良
−神戸と明石における調査から−
胞衣と産部屋─────田中 久夫
針供養とこんにゃく─────渡部 典子
第4編 ムラとマチ
河原巻物と皮革−姫路市高木高田家文書を中心として−─────永瀬 康博
伊予の狸伝説の成立とその背景−伊予の狸信仰とその講−─────篠原 佳代
神事頭役制の維持と変化について−三田市山田の頭役帳−─────西尾 嘉美
近世村落祭祀の日常と非日常−播磨国多可郡奥畑村の場合−─────兼本 雄三
付録 月例会・年会一覧
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