岩田書院ブックレットH
地域と歩む史料保存活動

越佐歴史資料調査会編

2003年11月刊行 
ISBN4-87294-298-1
A5判・148頁・並製本

1600円 品切れ

越佐歴史資料調査会は、民間ボランティアとして、1997年に結成された。その基本理念は、以下のようなものである。
 @地域の文化遺産である歴史資料の保存
 A地方史研究と史料保存ネットワークの拡充
 B地域住民参加の調査活動
 C近年の史料整理法と現地主義の原則
日本の史料保存運動は、「現地」の史料を対象とした 史料整理の歴史を持っている。それ だけに「現地主義」の考え方は、史料の発生母体である「所蔵者」と「現地」=生きている地域において、生きている史料、生きている歴史を重視する史料保存活用運動の原点であるといえる。本書は、新潟県東頸城郡安塚町における5年間にわたる活動の記録。
【主要目次】
プロローグ:「越佐歴史資料調査会」とは?
第1章  史料保存運動と調査会活動
「現地主義」の源流/現状記録法と調査会活動/越佐歴史資料調査会の誕生
第2章 新潟県内の地域史研究と文書館運動
新潟県史編纂への運動/県史編纂事業の開始/新潟県立文書館の設置
第3章 地域と歩む史料調査会     
調査をともに進める/調査成果を共有する/参加者の想いを明日につなげる
第4章 屏風下張り文書を整理する     
屏風の中から古文書が出てきた/屏風の下張り文書の内容/屏風表書きの内容
第5章 人びとをつなぐ歴史資料     
安塚町での出会い/安塚町古文書講座(愛好会)の人たち/朴ノ木集落の古文書
エピローグ:越佐歴史資料調査会の課題
【越佐歴史資料調査会世話人】杉本耕一(代表)
長谷川 伸・花岡公貴・原 直史・広井 造・本田雄二・山本幸俊・渡部浩二
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