祈願・祭祀習俗の文化史

奥野 義雄 著
(奈良県立民俗博物館学芸課長/1942年生まれ)

2000年10月刊
A5判・408頁・上製本・函入
ISBN4-87294-181-0
8400円

前著『まじない習俗の文化史』(1997年、岩田書院刊)に続き、神仏への祈り(願い)と祭り(祀り)の習俗を、文献史料や考古資料を援用しながら明らかにする。

【主要目次】
第1編 祈り、今・昔
第1章 古代の都市と村の祭りごと
第2章 明治維新後の信仰・行事習俗−明治政府の習俗禁令史料を中心に−
第3章 明治維新後の祖先祭祀と年中行事習俗
第2編 神への祈りと祀りの習俗
第1章 行事習俗にみる相関性
第2章 神楽獅子にみる二つの展開について−大和の獅子舞を中心に−
第3編 仏への祈りと祀りの習俗
第1章 盂蘭盆をめぐる習俗
第2章 念仏講について−大和の六斎念仏を中心とした−
第3章 地蔵盆における念仏講の諸相と地蔵盆の原初形態
第4編 まじない習俗の祈りと願い
第1章 春迎え行事にみるまじない習俗
第2章 まつりとまじない習俗の伝承
第3章 神々に捧げる人形代−現行習俗事例と文献史料を中心に−
第4章 呪符・呪文の世界とその系譜
第5編 神仏祈願・祭祀の伝承習俗の行方
第1章 伝承習俗の「断絶の時代」への不安と展望
第2章 「歴史の眼」を携えた伝承習俗の研究者の語り
付編 亥の子祭りと「亥子」行事/秋祭りにおける芸能と宮座の中世的諸相/大和の山




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