No.987(2017.05)

【「売上高・出版点数推移表」公開】

既に岩田書院のウェブサイトでは公開しているが(「会社概要」の下の「推移表はこちら」をクリック)、過去23年間の年間売上高と新刊点数をグラフにしてみた。上が売上高(単位:100万円)、下が新刊点数(単位:1点)。下の数字は創立後の年数(1:1993年 23:2016年)。みごとに対応している。ということは、新刊を出さないと売上が上がらない、ということ。
 しかし、1997年(創立4年目)が売上8730万円で新刊31点、これに対して、昨年2016年(創立23年目)が同じ8780万円で40点、しかも1997年は総点数が98点に対して、2016年は10倍の984点に達しているにもかかわらず、である。
 これは、いかに新刊1点あたりの売上が落ちているか、ということと、既刊本の点数がいくらあっても、売り上げとしては あまり期待できない、ということを示している。途中の2006年の谷間は何か?、なんでだろう。そんな大きな企画があったわけではないし、よく判らないが、いずれにしろ、出版社は新刊を作り続けなくてはならない、ということか。