No.944(2015.12)

【国会図書館の納本制度を悪用】

 国立国会図書館は、新刊1冊を定価の5割で買い取ってくれる。この制度を「悪用」したやつがいる。これは私でも思いつく。ただ、やらないだけだった。
 たとえば、取材に5年かけてその経費が300万円、本の制作費が100万円、それを40部制作だと、1冊原価100万円、だから200万円の定価をつけて100万円で納品。これは出来るな と思った。でも、国会図書館が1冊100万円の納品価格を支払うか、という不安(?)があった。
 でも 実際にやったやつは、逆の発想だった。1冊6万円の本を100冊近く納本。3万円×100部=300万円。こいつのほうが、頭いい。
 新聞記事は、朝日新聞2015.11.01(東京版朝刊38面)。ネットで「国会図書館の納品制度を悪用」で検索すると、いろいろヒットする。
*上記の私の計算、間違ってます。総経費400万円÷40部=10万円です。これじゃダメだ。