No.874・875 (2014.08)

【ある研究会の休会】

 「神奈川地域史研究会会報」117(2014.05) より。
「会員数の減少、例会参加者の減少。常任委員の高齢化と後継者不在。
<会の将来像>としては、
 ▽会は維持する:閉会にはしないが、現在の会とは異なる会にしていく。会費を納める会員を持たない、任意の研究会という形。ただし、会は存続するので、要望書などは出せるし、他団体の研究会の後援などもできる。
 ▽委員会体制:代表委員体制は継続:運営委員を大幅に減らす。
 ▽運営委員を中心に共同研究体制を作り、成果があれば何らかの形で発表。
 ▽例会:任意に、研究会・見学会・シンポジウムを行えるが、定期性にはこだわらない。
 ▽会誌刊行は休止:31号まで刊行する:現在印刷中。
 ▽事務局は廃止:連絡先を○○とする。
 ▽会則は停止し、簡便な申し合わせとする。当面、毎年定例の総会開催は考えない。」
 その後の6月の総会で、この方向で承認された。
 どこの研究会でも同じような問題を抱えてると思う。最近は、連絡方法については、メールで送れば通信費は不要になるので、研究会の開催の告知は、やろうと思えば出来る。だれかが会の公式サイトを立ち上げれば、社会的には認知される。報告などは適宜サイトにアップすればいいし、機運が出てくれば会誌を復刊すればいいし、シンポをしてそれを本にしてもいい。
 要は続けること。だれかにバトンタッチすること。だれかがきっと出てくる。