No.824(2013.10)

【岩田書院の「なぜ」?D】

 Q2:なにが岩田書院をして、そこまでさせるのだ、という問いに対して。これは、答えがむずかしい。でも、あえて言うと、
 A2:この仕事が好きだから、かな…。この仕事しかできないから、目の前に仕事がいっぱいあるから、本を作ると著者・編者・執筆者から感謝されるから、読者からも褒めてもらえるから。あと、なにがあるかな…。子供も大きくなって、趣味もないし、仕事しかすることがないから(わが家に私の居場所ない…)。そうだ、儲かったときは、全〜部、自分のものになるから、これが大きいね。
 言えるのは、出版文化のためだとか、そういう理想主義的な考えは、ナイ。これは確か。ただ、社会(ごく狭い社会だが)に必要とされている、という実感は、ある。岩田書院がやらなくて、どこがやる、みたいな。
 でも、朝8時過ぎから夜の1時過ぎまで仕事して、盆暮れも仕事して、それでいて、風邪もひかず、ここのところ休んだ記憶がない。でも、こんな生活が好きか?、と聞かれたら、はい、とは言えないな。(続く)