No.745(2012.04)

【ひとりは気楽です】

 この年度末は、予算執行の関係で納期が決められているものが何点があって、そのほかにも3月中に出せそうな本が何点もあって、3月初めの段階では、月内刊行予定が15冊にもなっていた。でも、終わってみれば月内に出せたのは6点だけ。あとは、みんな4月以降にずれこんだ。
 なんでこうなったか、って?。それは著者・編者に聞いてくれぃ。
と言ってしまうと身も蓋もないので、一応説明すると、これで著者校正を最後にして、あとは責了、と思って送った校正ゲラに大幅訂正が入ったり、責了で戻してもらったので、これで印刷しようとしたら、もう一度校正をしたいから印刷をとめてくれと言われたりと、もう、ガタガタです。
 でも、そんな時でも、岩田書院は動じない(?)。納期さえずらしていいなら、平気でずらします。そんなわけで、ほぼ日替わりで進行状況が変動する。これが編集・営業・経理などが打ち合わせして社内的な了解をとらなくてはいけないとなると、とてもじゃないが、やっていけないだろうな。
 というわけで、3月の遅れた分が4月に回ったので、4月の第1週の新刊が3冊、第2週の新刊が4冊、というように、「今月の新刊」ではなくて、「今週の新刊」というほうがしっくりくるような、この春です。