No.743(2012.04)

【「〜」の使い方】

 「〜」。この記号の読み方、知ってますか。『句読点、記号・符号活用辞典』(小学館、2007)によると、「波形(なみがた)」と読むそうだ。わたしは「にょろ」と読んでいた。
 で、その「〜」だが、基本的には、○○から○○まで、という意味で使われるが、最近は、論文などのサブタイトルに使われる場合が目に付く(サブタイトルは、「―」で前後をくくるのが普通だったのだが)。
 これをやられると、文献目録を作る時に困る。原典に正確に、ということだと「〜」と表記せざるを得ないが、目録の統一性を計ろうとすると、「〜」「―」が混在することになって、気になる。
 ちなみに、先の『句読点…』によると、「〜」の用例として、ちゃんと、「F副題を示すときに使われる」と書いてある。う〜ん、既に「誤用」じゃなくなっているのか…。おっと、「う〜ん」の「〜」は、「I「ー」の代わりに長音符号として使われる」例。