No.657 (2010.11)

【日本民俗学会が終わった】

 この文章、10月3日の夜に書いている。さきほど、仙台で開催された日本民俗学会の年会(大会)から帰ってきて、売上げの集計をして、その金額が、・・・17万円。
 売れないとは判っていた。でも、直近の半年間の民俗系の新刊20点、前年の年会以降の新刊28点をずらりと揃えて、これだけ?。間に合わないかと思ったDMも、ちゃんと届いたが、それで、これだけ?。
 今年が特に悪いというわけではない。昨年(2009)・東京が20万円、2008年・熊本が15万、2007年・京都が13万、2006年・山形が15万、2005年・東京が23万、2004年・西宮が20万、2003年・山口が18万。過去7年間の売上げ記録である。新刊を持っていって、1冊も売れなかったのが何点もある。これってどうよ…(と言われても困るだろうが…)。
 こんなことをしてていいのだろうか。岩田書院の構図として、歴史系で稼いだ金を民俗系につぎ込んでいる、という気がしないか?。そんなんでいいのか「民俗学」。これって「歴史学」に対して失礼(?)じゃないか…。
 う〜ん、これって、愚痴の「はけ口」の方向を間違ってるか?。
(一夜明けて)。やっぱり、違うか。売れない本を出してるから売れないんだ、と認識しなくちゃいかんのだな。買いたいと思う本を出さないといかん、ということか。
 今週は、京都で日本史研究会である。(この結果は、次に