No.543(2009.3)

『浅井了意全集』やっと第2回配本】

 『浅井了意全集』の第2回配本が、2009年1月にようやく出た。初回配本が2007年8月だったので、1年半ぶりの配本である。最初からこのペースだと、全19冊が完結する前に、私は死んでしまいますよ。岩田書院も、ないよ…。
 当初の目論みでは、翻刻の仮名草子編を年に2冊、影印の仏書編を年1冊、合わせて年3冊は出せるはずだった。影印版は翻刻と違って、底本を写真版で収録すればいいので、作業としては簡単なはずだった。ところが現実にはそうは行かず、最初からつまづいてしまった。
 売れ行きも、発行部数500部に対して、定期注文数は、まだ50部。前途多難です。
 今は、売上げのことは考えないで、本を出すこと。売上げは、後からついてくる(ついて来い、か?)。