No.476(2007.09)

売上げ激減→支払い遅れ】

 この夏場の売上げが激減している。と書くつもりで、昨年の売上げ実績と比較してみたが、意外に減ってない。( )内は昨年実績。7月473万円(474万円)、8月525万円(630万円)、8か月合計6638万円(6653万円)。でも、はっきり言って「資金不足」。印刷所7社に対する未払い金が6か月分で1750万円。う〜ん、すみません。どうするかって?。
 本を売って回収するしかないのだが、それが売れない。
 春の新刊の動きが、あっというまに止まった。正直にいうと、6月2・3日の歴史学研究会で、2日間の現金収入が100万円を初めて超えた。もちろん、それに合わせて新刊をずらりと用意したので、そのくらいの売上げがあって当然、とも言えるのだが。でも、そのあとが、いけない。注文が伸びない。6月中で止まってしまって、7・8月は夏休み状態で、9月になっても回復しない。7・8月の売上げ減は、新刊が少なかったということが直接的な理由だとは思うが、それだけでは説明できない。
 いままでと同じように作って、同じように宣伝しているのだが。出してる本の内容だって、そこそこのラインナップだと思っている。これで原価回収さえままならない、となると、いったいどうすればいいのだ、と思う。これ以上、定価は上げたくない。これ以上、売れなくなるのは避けたい。これだけやって、岩田書院がやっていけない状態って、おかしいと思う。だから今までどおりにやる。これしか自分にはできないから。
 そう、これは単なる決意表明でしかないのだが、それで支払いの遅れのいいわけがたつとは思っていないのだが。でも、こうして書いておこう、と思う。