【史料集の寿命】 |
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今月の新刊『温泉の文化誌』の有馬温泉に関する論文中で、『有馬温泉史料』が
基本図書として使われています。また、いま編集中の『現代語訳:産論・産論翼』の校訂には、『近世漢方医学書集成』の影印版が使われています。これ
両書とも、私が名著出版にいたときに手掛けた本なのですね。約20年ぶりに、こういう形で出会えるとは思っていませんでした。
よく言われることですが、史料集というのは、寿命が長い。先日の千葉歴史学会での宮地正人先生の講演でもその話がでました。その証明のような話です。でも、史料集はなかなか売れないのです。
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