No.442(2006.09)

【助成金の話(他社ネタ:すごい話1)

 ひつじ書房の巻:同社は、今年度の日本学術振興会の刊行助成金を13件ももらえることになったという。申請数は29件で採択率は45%(全体の採択率は40%)。採択率もさることながら、すごいのは申請件数である。何故すごいかというと、学振の申請の場合は原稿ができあがっていることが条件であるので、それだけの原稿ができている著者とつながりがある、ということである。普通は、申請したいと思っても、なかなかそれだけの件数をだせない。岩田書院では、申請6件で採択1件である。
 ひつじ書房は、言語学の専門書出版社で社員8名、最近は、新村出賞を3年連続受賞している。(データは同社のホームページより。http://www.hituzi.co.jp/kotoba/20060423ns.html 社員数は『日本の出版社2006』より)