No.1081(2019.09)

【出先在庫の整理】

 岩田書院の本は注文制なので、原則として書店の店頭には並ばない。並んでいる場合は、その書店が注文してくれているからで、それが売れないと、いずれは岩田書院に戻ってくる。注文制なので本の代金は、岩田書院は既にもらっている。それが返品されるということは、、返金しなければならない、ということ。
 問題なのは、全国の丸善・ジュンク堂にある岩田書院の在庫である。何冊あるのか見当も付かなかったが、調べてもらったら、4200冊。いわゆる正味価格の合計で1600万円ある。岩田書院が廃業するとなると、それまでにこれを全部引き取る、ということ?。う〜ん、やはり体力のあるうちに引き取っておこう。ということで、年内に1000万円を目途に返品をしてもらうことにした。
 この「裏だより」をよく読んでくれている人なら、思いつくと思う。そうなんです。今年の過剰在庫を整理するにあたって、著者に買い取ってもらった分が総額で1000万円なのです。それが右から左に消えていきます。とほほ。。
 なお、ジュンク堂には、岩田書院で既に品切れになっている本を在庫してる場合があります。ジュンク堂のサイトで検索してみてください。