No.1065(2019.04)

【在庫半減計画(2)】

 基本は、2015年以前のもので在庫100部以上のもの。年間数冊しか売れてない本は 完売まで50年近くかかることになる(その時、私は120歳ですよ…)。事業を縮小しようとしている身には、過剰在庫は負担以外の何物でもない。
 その在庫、細かく見ていくと、いくつかのパターンがある。
 @発行部数が多すぎた。1993年の創立当初は700部、それを段階的に減らしていって、現在は300部(これ以下に減らしても、制作費的にはほとんど変わらない)。その減らす決断が遅すぎた。もっと早くに減らすべきだった(迷)。
 A並製本・低定価の本が売れない。ページ数が少ないものは、並製にして定価を安くせざるを得ず、部数も800部くらい作ることになるが、内容的には専門書と同じなので、定価が安いからと言って、売れるわけではない。ということは、過剰在庫になる(誤)。
 Bそもそも売れない。300部しか作ってなくて、150部在庫がある。これって、どういうこと?!(怒)。出した私が悪かった(諦)。
 C増刷したらそのまま在庫になった。品切れになって200部増刷したけれど、150部在庫がある。品切れになった時点で利益がでていたのに、増刷して、その利益がなくなってしまったケース。増刷するんじゃなかった、というパターン(泣)。
 ところで、今回の案内には、該当の著者に買上げもお願いしている(割引率は最大70%)。これでどのくらいの注文が来るかは判らない。著者が、どの程度 責任を感じてくれるかによるかな。(つづく)