No255  2002年8月

増刷しました、やめました、値上げしました。

 「裏だより」No223(2001.12)で、「増刷しようか迷っている」と題してとりあげた3点の報告です。
 @寛永九年版大ざつしよ:増刷しました。本書は影印叢刊1として刊行したもので、この8月に影印叢刊3「江戸市政裁判所同心当用留」を刊行することでもあるし、シリーズものを品切れにしたくないという気持ちもあって、売れ足は遅いが、200部増刷。
 A母たちの民俗誌:増刷やめました。昨年末の在庫8冊が、8か月たってやっと品切れになった。ということは、月に1冊である。ということは、200部増刷したら 完売まで200か月かかることになる。こりゃだめだ。当初の部数読みが正確だったのか。
 B中世諸国一宮制の基礎的研究:値上げしました。予想どおり品切れになったので増刷。ただし、もとの定価9900円では利益率が悪いので 11800円に値上げ。しかも増刷の部数を400部にした。これを売りきるのは ちょっとしんどい。でも、基本的な本だし、本書の研究編ともいう論集の出版企画もあるので、ここは思いきって先行投資。
 というわけで、3書3様の対応となった。


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