No.201  2001年5月

【専門化のさらなる専門化 】

  岩田書院は、人文書といわれるなかで、日本史・民俗学の専門書を中心に刊行しているが、そのなかでもさらに特化した部分がある。それは、「修験道」であり、「時衆」であり、「文書館」である。それは 雑誌『山岳修験』『時衆文化』や、「ブックレット文書館シリーズ」などの発行を通じて、著者・読者の関係を築き上げてきた結果でもある。
 関連する本が何冊かたまってきて、雑誌も定期的にでるような状態になれば、読者からも認知されて、売上も確実なところが読めるようになってくる。それは、本や雑誌を売るとともに、岩田書院を売ることでもある。
 この積み重ねしかないだろう、と思っている。