No.166  2000年 4月

【出版社の給与は いくら?】

いまどきの出版社の給与は、いくらぐらいなのだろう。
 データ@『朝日新聞』(東京版)2000年4月2日に、幻冬舎・大修館書店・東洋経済新報社などの求人広告がでていたが、そのうち、大修館の募集記事にだけ給与がでていて、編集経験者30歳で34万円とあった。
データA『出版ニュース』2000年4月中旬号に、出版社の平均賃金がでていた(平均年齢は各社によって違う)。歴史系の本をだしている出版社を掲げると、岩波書店(520,121円)、柏書房(400,672円)、東京堂出版(392,990円)、大月書店(373,804円)、東大出版会(338,197円)、などとなる。
ところで小社にも時々、新卒の採用予定についての問い合わせがある。しかもその殆どがEメールである。何をみて岩田書院にメールを送ってきたのかよく判らないが、彼(彼女)等は、どうも岩田書院のことを理解していないようだ。ちょっと調べれば、岩田書院が1人でやっている出版社で新規採用などあり得ない、ということが判りそうなものだが…。
 でも、よく判っている人は、そろそろ社員を入れてもよさそうだな、と思うかもしれない。でも、もっとよく判っている人は、やっぱり社員を入れるわけはないよな、と思うだろう。