No.160  2000年 3月

【ISBNの話し】

本の奥付などについているISBNとは、International Standardo Book Nnmbering(国際標準図書番号体系)の略称です。ISBNの後に続く数字は、国番号、出版者番号、書名番号、チェック数字(ここまでで10桁)、C分類コード、¥本体価格E(end)、という意味です。国番号4が日本。出版者番号は日本図書コード管理センターから与えられます。
 全体で10桁ですので、新規に申請すると、たいていは出版者番号が6桁になり、書名番号が2桁になります。ということは、新規の出版者は100冊も出さないだろう、と思われているわけです。岩田書院の場合も、初めは出版者番号が6桁でしたが出版点数が100点を超えた時点で5桁に変更になりました(ちなみに、出版者番号00は岩波書店です)。
 なお、書名番号は、自社の整理番号ですので、岩田書院では、発行順に番号をつけています(新刊ニュースの番号とほぼ対応)。最後のチェック数字は、コンピュータに入力したときに、その番号が正しいかどうかをコンピュータ自身が検算するための数字、だそうです(計算方式があるのですが、説明は省略)。
で、このISBN、なにに役立っているかというと、書店さんで本を買うとき、機械でピッとやるとレジに入力されて、売上げの単品管理や補充注文もできて、現場では、かなり威力を発揮しているようです。