No.152 1999年9月

【秋の学会シーズン開幕です】

 今年も秋の学会シーズンがスタートします。ここのところ、忙しいこともあって、大 きな学会(売上げが期待できる学会)にしか顔をださなくなってしまった。これではいけ ないと思って、先日、2つのシンポジウムに行ってきました。いずれも、シンポの報告 集刊行の打ち合わせを兼ねたものです。行けば行ったで、私の顔をみて本を買ってくれ ます。やはり、行かなければ売れないのです。
 考えてみれば、岩田書院から本を出してくれている著者の多くは、こうして学会や研究会で何度も会 って来た人たちなのです。1冊の本の原稿ができるまでには、かなりの年月がかかるよ うに、その本を岩田書院でだせるまでには、それと同じ年月のつきあいが必要 になってきます。
 そういえば最近、若い研究者の顔があまり判らない。せめて若作りでもして、若者た ちの研究発表でも聞くとしましょう(眠らないようにして…)。