No.148 1999年8月
【売上目標1人1億円】
 これは岩田書院の話しではありません。『新文化』という出版業界の新聞記事(99.7.・8)によると、「中央公論新社は…読売新聞社の傘下となってはじめての「中期計画」を策定した。…人員面では、「効率的な要員計画のもとで、一人あたりの売上額は一億円(九八年度実績は八〇〇〇万円)を目標としつつ、高い利益率を達成する」としており、はじめて具体的な一人当たりの売上げ目標数値を設定した」とある。
 へぇー、1人8000万円売り上げても、まだ赤字なんだ。岩田書院なんか、1人でやって年商8000万円だけど、社員を1人雇ったら、とたんに1人当たりの売上げが4000万円になってしまう。社員が複数いる出版社は、本の製作に関わっていない人が必ずいるわけで、それを考えると、編集者1人当たりの売上げ目標高は、2億円ぐらいになってしまうのか?。ふぅーん、それだけ売れる本を作らないと経営が成り立たないんだ…。
 これは、ちょっと岩田書院とは違った世界だ…。違ってて良かった。