No.145 1999年6月
【おかげさまで創立6周年】
 お陰様で岩田書院はこの6月に創立6周年を迎えました。そういえば、毎年報告している決算報告を今年はしていない。ただ、毎年報告していると、基本的には、あまり変化がなくなってきている。それだけ安定してきている、ともいえるのだが。
  98年の売上げは8182万円で、前年比-549万円。創立以来、初めてのマイナス成長である。これは前年にあった文部省の出版助成金700万円が、昨年は0だったことが大きい。製作点数も、ほぼ目一杯で、これ以上 増やせない(97,98年とも新刊31点)、という状況なので、売上高としては、ほぼ予想通りではあった。
  予想外だったのは、新刊を作った割には売れ行きが悪く、先行投資の資金回収が予定通りにいかず、結果として500万円の資金不足を生じたことである(内100万円は回収)。しかし前年度の貯金があったので、それを取り崩して しのいだ。
  決算書が出来たときに、税理士さんのところへ行って、「創立6年でここまでいけば、立派なものですよ」、とお褒めの言葉(?)をいただいたあと、「ところで、資金の余裕はあるんでしょうね」、と聞かれて、「はい100万円は…」、と言ったら、税理士さんの目がテンになった。

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