No.121 1998年7月
【75日間で25冊】
 4月からの新刊ラッシュが、ようやく終わりを告げた。雑誌の合本製本と増刷を含めて、2か月半で23点25冊だしたことになる。平均1週間2.4冊である。売ることよりも、作ることしか考えずに、ひたすら走り続けて、気が付いたら在庫の山、である。
 倉庫は満杯になるし、事務所も本であふれかえって(あきれかえって?)、マンションの通路まで占拠。体を横にして歩かないとドアにたどり着かない、という状態が続いていた。
 ということは、新刊を通路に積み上げたままにしてあった、ということである。事務所に来る人が、「よく盗まれませんね」と感心するが、誰も持っていってくれない(?)。
 でも先日、ようやく外に出しっぱなしにしてあった新刊を、事務所の中にしまうことができた。少しは本が売れて 事務所の中が空いてきた、ということである。月に2,3冊の新刊点数なら、なんとか限られたスペースで回転させられる。この2か月半、いかに異常なペースで新刊をだしたかが判る。
 この新刊ラッシュのあおりをくって、刊行予定が大幅に遅れてしまった本が何点かある。これをなんとかしなくては。

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