No.100 1998年2月
【新刊点数が100点になりました】
 お陰様で本書『延年の芸能史的研究』の刊行をもって、岩田書院創立以来の新刊点数が100点になりました。約4年半で100点、よくだせたもんです。ここに改めて皆様方に御礼申し上げます。ここまでできたのは、いくつかの理由が考えられます。
 (1)出版分野を日本史・民俗学系に限ったこと。分野が限られているので宣伝などの効率もいい。(2)高定価・少部数の専門書を点数多く作ったこと。定価が高いので、少部数でも採算がとりやすく、当たり外れが少ない。しかし利益率は低い。その分、点数を多く出すことによってカバーしている。(3)社員を雇わず、ほとんど一人で全ての仕事をこなしていること。リストラをしようにも、これ以上できないくらい経営の合理化をなしとげている。そして、(4)この「新刊ニュース(裏だより)」や「地方史情報」を通じて、小社の顧客をしっかりとつかんだこと。などがあげられよう。
 これからも、この姿勢を崩さないでなんとかやりくりしていこう、と思っています。

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