No.75 1997年4月
【新刊を出しすぎる】
 昨年(1996)11月から3月のはじめまで、毎月4冊の新刊を出し続けている。このなかには、研究会の機関誌が2点、自費出版の製作が2点、新装版が2点ふくまれてはいるが、それにしても多い。まさに「週刊岩田書院」である。なんでこんなに出せるのか…。よく考えてみたら、土曜・日曜はもちろん、年末・年始も、深夜までひたすら仕事をしていた。
 おかげで、3歳になる我が家の下の娘とたまに遊ぶと、「おとうちゃん、またあそんでねぇ〜」と言われてしまうし、ついこのあいだまでは、「おとうちゃんとおふろはいるのいやだぁ〜」と言って、私を避けていたもんである。
 仕事をしすぎた代償(?)は大きい…。
 さて、これだけ出すと、買うほうも、とても買い切れないだろう(岩田書院の本ばかり買っているわけではないし)。その結果として、全体の売上げは上がっても1点あたりの売上げが落ち込んでくる。結局は忙しい思いをしているだけなのか。
 在庫点数が70点を超えた現在では、なにも、こんなにたくさん出さなくても、なんとかなるのだが…。4月以降の刊行予定を書き出してみたら、なんと、年内にあと40点以上もあった。こりゃ無理だ。
     
  *1997年の新刊は、結局34点、これが精一杯というところでしょう。4歳になった我が家の下の娘とは、週に3回お風呂に一緒に入っている。それ以外の日は、私の帰宅が真夜中なのです。

前の裏だより 目次 次の裏だより