磯貝 正義著『甲斐源氏と武田信玄』
掲載紙:山梨日日新聞(2002.7.6)


優れた業績たたえる
野口賞5氏に贈呈
 第二十六回野口賞(山梨日日新聞社、山梨放送、山梨文化会館主催)の贈呈式が五日、甲府・山日YBSホールで行われた。芸術・文化、郷土研究、体育・スポーツの三部門で、この一年間に顕著な業績を残した五氏をたたえた。

 郷土研究部門は、著書「甲斐源氏と武田信玄」で甲斐源氏の発祥と信玄の人物像を探求した磯貝正義氏と、江戸後期の甲府町年寄・春日昌預が残した和歌を解読・翻刻し「春日昌預全家集」にまとめた故吉田英也氏。


野口賞受賞者 喜びの声
磯貝正義氏
 尊敬する先輩・野口二郎さんの名前を冠した賞をいただき光栄。欲を言えば、もう少し素晴らしい業績であったらとも思う。山梨へ来て五十六年がたつが、歴史を専門とするなら地元に目を向けるべきと考え、武田氏を中心とするその命脈をテーマにすえた。そうした長年の功績を総合して、賞をいただいたと考えている。客観的に史実を明らかにし、分かりやすい言葉で伝えていけたらと思う。 


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