近世関東の水運と商品取引 続 −利根川・江戸川流域を中心に− 近世史研究叢書40 丹治 健蔵 著 (交通史学会顧問/1927年生まれ) 2015年5月刊 A5判・310頁・上製本・函入 ISBN978-4-87294-913-1 C3321 7400円 (税別) 品切れ |
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前著『近世関東の水運と商品取引−渡良瀬川・荒川・多摩川流域を中心に−』(2013 小社刊)に次いで、本書では、利根川と、その中流から分流南下する江戸川の流域について考察。 第一章では総論として、年貢米や商人荷物の江戸回漕における利根川・江戸川水運について述べ、第二章で、中利根川の境河岸・布施河岸における商人荷物輸送の動向を、そして第三章では、江戸川の河岸場である関宿、加村・流山河岸、松戸河岸、行徳河岸の概況と、野田醤油の生産・輸送について考察。つづく第四章で、近世後期の西宝珠花河岸の問屋商人の文書を中心として、その商品取引の実態を描く。 最後の第五章では、明治期の利根運河の通航船舶と物資輸送について記す。 |
【主要目次】 |
第一章 利根川・江戸川水運の展開 |