倭政権の構造 支配構造篇
上巻・下巻

中田 興吉 著
(大阪学院大学教授/1948年生まれ)

2014年7月刊
A5判・並製本・カバー装
前著『倭政権の構造 王権篇』(2014.01 岩田書院) に続き、支配構造を「社会経済」「政治社会」に分けて考察し、五世紀を中心とした倭政権の構造を明らかにする。
従来の一方向的な進化論に基づく国家論とは距離をおき、東アジアで展開されていた進んだ諸制度が倭政権に伝えられ整備されてどのように機能したかを、総体として捉える。
<上巻> 172頁・2400円 (税別)
ISBN978-4-87294-869-1 C3021
【主要目次】

序 章 社会・国家体制の変換とその方向性
      −卑弥呼政権から欽明政権にかけて−

第1部 <社会経済>
第1章 「人」と初期の「部」と王権
第2章 継体朝の「人」と「部」
第3章 発生期のミヤケと王権
第4章 継体朝とミヤケ
第5章 ワケからクニノミヤツコへ

<下巻> 234頁・3000円 (税別)
ISBN978-4-87294-870-7 C3021
【主要目次】

第2部 <政治社会>
第1章 ヒコ・スクネ・ワケと王権
第2章 奉仕・冊封とウヂ名の成立
第3章 氏姓制の成立と王権
第4章 「使主」と「臣」と王権
第5章 「連」・「大連」の存否と王権
第6章 五、六世紀の王権とオミ系豪族・ムラジ系豪族
第7章 大夫出現の背景とその性格

結 章 倭の五王政権から継体政権への移行と王権
      −社会史・国家史的観点から−

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