元日本考古学会会長で、東京国立博物館考古課長などを歴任された三宅敏之氏(1937-2005)の追悼論集。
氏の主著『経塚論攷』にちなみ、論集の書名を『経塚考古学論攷』とし、経塚の諸問題、地域の経塚、古代寺院の考古学、の3部15編の論考を収録する。 |
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【主要目次】 |
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第T部 経塚の諸問題 |
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藤原道長の埋経と蔵王権現信仰 |
井口 喜晴 |
史料としての経塚 |
中村 五郎 |
経塚造営と聖地 |
野澤 均 |
経塚と如法経の関係 |
山川公見子 |
廻国の聖−房総を歩く− |
足立 順司 |
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第U部 地域の経塚 |
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古墳の墳丘上に営まれた経塚
−伊豆国西岩崎経塚・願塚古墳− |
安藤 孝一 |
富山県の経塚と判明事項 |
橋本 正春 |
四天王寺の経塚 |
村木 二郎 |
兵庫県但馬地方を中心とした経塚の概観 |
森内 秀造 |
熊野本宮備崎経塚考 |
時枝 務 |
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第V部 古代寺院の考古学 |
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国宝東大寺鎮壇具
−出土地点と埋納時期による見解− |
奥村 秀雄 |
道成寺伽藍と古代観音信仰
−発掘調査成果と出土瓦からの再検討− |
網 伸也 |
古式錫杖考
−日光男体山山頂遺跡出土錫杖の位置付けをめぐって− |
水澤 幸一 |
慶州奉徳寺梵鐘の天人意匠考
−特に河西回廊飛天壁画と新羅古瓦に見る香炉意匠との類似点− |
大竹 憲治 |
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