経塚考古学論攷

安藤 孝一 編
(大正大学教授/1942年生まれ)

2011年5月刊
A5判・338頁・上製本・カバー装
ISBN978-4-87294-694-9 C3021
7900円 (税別)
元日本考古学会会長で、東京国立博物館考古課長などを歴任された三宅敏之氏(1937-2005)の追悼論集。
氏の主著『経塚論攷』にちなみ、論集の書名を『経塚考古学論攷』とし、経塚の諸問題、地域の経塚、古代寺院の考古学、の3部15編の論考を収録する。
【主要目次】 
 第T部 経塚の諸問題
藤原道長の埋経と蔵王権現信仰 井口 喜晴
史料としての経塚 中村 五郎
経塚造営と聖地 野澤  均
経塚と如法経の関係 山川公見子
廻国の聖−房総を歩く− 足立 順司
 
 第U部 地域の経塚
古墳の墳丘上に営まれた経塚
−伊豆国西岩崎経塚・願塚古墳−
安藤 孝一
富山県の経塚と判明事項 橋本 正春
四天王寺の経塚 村木 二郎
兵庫県但馬地方を中心とした経塚の概観 森内 秀造
熊野本宮備崎経塚考 時枝  務
 
 第V部 古代寺院の考古学
国宝東大寺鎮壇具
−出土地点と埋納時期による見解−
奥村 秀雄
道成寺伽藍と古代観音信仰
−発掘調査成果と出土瓦からの再検討−
網  伸也
古式錫杖考
−日光男体山山頂遺跡出土錫杖の位置付けをめぐって−
水澤 幸一
慶州奉徳寺梵鐘の天人意匠考
−特に河西回廊飛天壁画と新羅古瓦に見る香炉意匠との類似点−
大竹 憲治

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