棟梁制武士団が中世国家=鎌倉幕府を創始する歴史過程を重視し、軍制の一貫性を説く。
|
|
【主要目次】 |
|
■上巻 古代編 374頁 9500円(税別) |
ISBN978-4-87294-662-8 C3021 |
|
第T編 |
律令国家軍制の構造 |
第1章 |
軍団兵士制の構造をめぐって―兵士制を中心に― |
第2章 |
日本の防人制 |
補論 |
防人歌をめぐって |
第3章 |
古代東北の軍制について |
第4章 |
再び古代東北の軍制について |
第5章 |
軍事負担よりみた古代東北と東国 |
|
第U編 |
律令国家軍制の転換と王朝国家軍制の形成 |
第1章 |
国兵士制の成立―律令軍制の転換と新軍制の形成― |
第2章 |
元慶の乱をめぐって―9世紀末の東北戦乱の意義― |
第3章 |
将門の乱の一考察―乱の前提再検討の視角― |
第4章 |
9世紀末〜10世紀の新軍事力構成と初期武家の組織
―平の将門の乱を中心として― |
|
第V編 |
王朝国家軍制の展開 |
第1章 |
平安時代の群盗について |
第2章 |
国司受領層の武士化とその政治的役割
―武士団興起の再検討― |
第3章 |
棟梁制武士団の成立と展開 |
第4章 |
武士団形成史上よりみた平忠常の乱―私戦論批判― |
|
■下巻 中世編 310頁 7900円(税別) |
ISBN978-4-87294-663-5 C3021 |
|
第W編 |
中世国家軍制の形成過程 |
第1章 |
東北史の前九年・後三年の役 |
第2章 |
軍制史上からみた奥州藤原氏登場の意義
―10世紀から藤原清衡・基衡時代まで― |
第3章 |
棟梁制武士団の成立・展開期の武士と民衆
―11・12世紀前半の軍事力・軍事構成と民衆― |
第4章 |
中世国家軍制の形成過程と平家 |
|
第X編 |
鎌倉幕府の草創 |
第1章 |
東北征討と鎌倉幕府の確立 |
第2章 |
中世国家軍制の形成 |
第3章 |
鎌倉幕府の草創と相模国武士団―中村一族を中心に― |
|
附 編 |
前九年・後三年の役の史料紹介と翻刻 |
|
|
  |